知識

唾液分泌がストレス発散につながる

皆さんの中にも、悲しくて思いっきり涙を流した後に、爽快なさっぱりした気分を感じたご経験のある方は多いでしょう。これは、副腎で作られたコルチゾールというストレスホルモンが涙の中に放出され、悲しみのストレスを弱めるのが一つの理由です。

 実は、お口の唾液にも同様の物質が含まれ、ストレス発散に効果を発揮します。唾液分泌を促進させるものとして、会話や食事が挙げられますが、ストレス発散法として、「おしゃべり」や「食べること(時には、ヤケ食い!)」が常に上位に来るのにも納得ができますね。しっかりと咀嚼して食べると空腹感が満たされやすくなりますし、脳の中の満腹中枢が刺激されていくのは心地よいものです。食欲を満たす食事というのは栄養面だけでなく、精神衛生上でもとても大切な行為なのです。

 さて、咀嚼は単に食べ物をかみ砕いて唾液分泌を促進させるだけでなく、脳の血流を増加させて活性化させる効果もあります。これは、高齢者の認知症予防でも注目されており、たとえ入れ歯(義歯)であってもしっかりした咀嚼を習慣付けると、認知症になりにくいことが報告されています。認知症のリハビリで行う細かな手作業よりも、顎でかむ動作をする咀嚼のほうが、効果が大きいというデータもあります。

ストレス溜まってくるとヤケ食いしちゃいがちになりますね。

 仕事で忙しい皆さんも、合間のちょっとした息抜きにガムをかんでみて下さい。ミントの清涼感だけでなく、咀嚼の顎の動きによって唾液分泌が促進され、リラックスした気持で気分転換できると思います。しかも、疲れたアタマもほぐれて活性化されますから、何か新しいアイデアがひらめくかもしれませんね。

テーレッテレー♪
唾液分泌がストレス発散につながる